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突然の取材、それから・・
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雑誌「現代画報」では、「介護」や「高齢者」に関する記事が取り上げられていると思うので
すが、今の日本、「高齢者社会」と呼ばれていて「介護」についてはテレビや新聞でも大きく
紹介されています。
先日も、ある新聞に記事が載っていました。

鹿児島県で1人暮らしをしていた82歳の女性は、脳梗塞による認知症になり、東京に住む60歳の
息子さんに一緒に住むように言われたそうです。

82歳の女性は、認知症の症状はあったものの遠慮も気兼ねもいらない昔からの友人に囲まれて
助けてもらいながら、それほど不自由な暮らしていたそうです。しかし、心配する息子さんは
1人暮らしを許さなかったのだそうです。

東京の息子さん家族は、82歳女性の話す鹿児島弁が全くわからないのです。息子さんは話せま
すが、仕事でほとんど家にはいないそうです。女性はだんだん言葉を発する事がなくなってし
まい、まったく外にも出なくなってしまったのだそうです。

急速に衰えていく様子に驚いた息子さんは、各地にある地域包括支援センターに相談し、女性
に要介護認定を受けさせ、デイサービスへ行く手配もしたそうですが、女性は行こうとしませ
ん。

息子さんにとっては、1人暮らしの母が心配で東京に呼んだことは親孝行だったのかもしれませ
んが、女性にとっては言葉さえ通じない地域で生活することが、ひょっとしたらマイナスだった
のかもしれません。本人にとって何が大切かを見失うと、良かれと思ってしたことも逆効果にな
ることもあるようです。




現代画報社が発行する現代画報は、地元に根ざして事業を展開する企業を取材し紹介しています。独自の対談取材を通して地域と共存共栄する企業の在り方を探っていきます。
国際ジャーナル』は、昭和59年の創刊以来、経営者が必要とする生の情報を直接お届けしている経済情報誌です。
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